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保険・自費の入れ歯(義歯)の違い

入れ歯にこのような
お悩みはありませんか?

こんなお悩みがありましたら、しが歯科医院までご相談ください。
保険の入れ歯、多くの自費の入れ歯の中から、患者さんのお口に合わせて丁寧にお作りします。

入れ歯にこのようなお悩みはありませんか?
  • 噛むと痛みがある
  • よくズレてしまう
  • 好きなものが食べられない
  • 話しづらい
  • 見た目が不自然で気になる
  • 異物感や違和感が大きい
  • 保険の入れ歯に不満がある

当院の入れ歯治療の特徴

歯科医院によって、取り扱う入れ歯の種類や品質は異なります。当院では、患者さんのお口の状態やライフスタイル、ご希望を丁寧にお伺いし、最適な入れ歯をご提案いたします。

「食べる」「話す」を考慮した
機能的な入れ歯

入れ歯は、見た目の回復だけでなく「食べる」「話す」といった自然な動作をサポートする機能が重要です。当院では、お口の動きに配慮した設計と細やかな調整を行い、痛みやズレが少なく、快適にお使いいただける入れ歯をお作りします。

保険適用の入れ歯も丁寧にお作りします

自費の入れ歯は、審美性や機能性に優れた選択肢として人気がありますが、保険適用の入れ歯をご希望される方も多くいらっしゃいます。当院では、保険・自費を問わず、すべての入れ歯を丁寧にお作りし、患者さま一人ひとりにご満足いただけるよう心がけています。

ぴったり合う理想的な
入れ歯を作りたい方へ

私(院長)の祖父(1900年生まれ・小児科医)、父(1932年生まれ・大学教員)はどちらも歯が悪く、金属床の入れ歯を使っていました。
1988年、大学生だった私は、入れ歯を作る実習でプラスチック製の入れ歯を初めてじっくり見ました。祖父・父のものと比べてあまりに厚いので、「なぜ金属製の入れ歯の軽く薄い入れ歯を作らないのか?」と教授に尋ねました。「保険の入れ歯はプラスチックでしか作れないんだよ」。悲しそうに答えた教授の表情を、今でもよく覚えています。
今度は父に、プラスチック製の保険の入れ歯を使ったことがあるかと尋ねました。父はこう言いました。「最初保険の入れ歯を使っていたが、下顎の前歯が抜けてから発音が気になって、金属製にした。自費で15万円もした」。
現在と違い負担割合が1割の頃です。通常の歯科治療が千円程度だったので、ずいぶん高いものだと驚きました。父はこう続けました。「高いよな。一生もたないし、歯茎が痩せると合わなくなるし、また歯を失った時には作り替えなくちゃいけないそうだ」。
歯科医療において、近年もっとも進歩しているのは歯科材料です。しかし残念ながら、進歩した分の恩恵が保険の入れ歯に反映されていません。
私が理想とする入れ歯、そしておそらく多くの方に同じように感じていただける入れ歯は、自費にならざるを得ないのです。そして私が自信を持っておすすめする自費の入れ歯が、「ノンクラスプ金属床」です。
下の写真を見てください。

ぴったり合う理想的な入れ歯を作りたい左が保険の入れ歯で、右がノンクラスプ金属床です。あなたなら、どちらの入れ歯を使いたいでしょうか?

保険の入れ歯

これは下顎の歯型の模型に、保険の入れ歯をはめた写真です。
保険の入れ歯金属のクラスプが目立ちます。加えて、クラスプが引っかかった歯に負担が集中しやすい・汚れが溜まりやすいという欠点があります。
また、歯列裏側の床部分も厚みがあり、舌を動かす時に口内の狭さを感じます。強度を増すために厚みがあるのですが、それでもたまみますので、入れ歯が動く・歯茎が傷つく原因になります。

当院おすすめの入れ歯
(ノンクラスプ金属床)

こちらは、当院がおすすめするノンクラスプ金属床です。保険の入れ歯と同じ形ではめています。
当院おすすめの入れ歯(ノンクラスプ金属床)左の写真を見ると金属が目立つように感じるかもしれませんが、実際は上顎がありますので外からの見栄えは良くなります。正面画像を比較してもらえれば、そのことがよく分かります。外から見える部分にはクラスプを使用せず、歯茎と同色の特殊なレジンで歯のまわりを包むようにして安定を得ています。
外から見えにくい歯列裏側の床部分には、金属を使用しています。プラスチックと比べて薄いため異物感が少なく、かつ強度が高いため動きにくくなっています。さらに自費診療ということを活かし、人工歯にも摩耗しにくい材料を使用しています。
見た目が良く、食べやすく、喋りやすい入れ歯と言えます。
将来的に新たに歯を失った時、入れ歯が緩くなった時、修理が必要になった時には、ピンク色の床部分だけを削って入れ替えたり、金属部をカットしてレーザー溶接するなどの対応で、長くお使いいただけます。

理想的の入れ歯と、
保険の入れ歯の限界

理想的な入れ歯を
考えてみる

理想的な入れ歯を考えてみる人によってこだわり、妥協点はありますが、まずは理想的な入れ歯の条件というものを考えてみましょう。
一般的に考えられるポイントとしては、以下のような条件が挙げられるかと思います。

  1. 痛くない
  2. 違和感がない
  3. 装着したら動かない
  4. 喋りやすい
  5. 食べ物の味が分かる・温冷を感じられる
  6. 薄い
  7. 割れない・欠けない
  8. 人工歯が摩耗しにくい
  9. 噛み合わせが変わりにくい
  10. クラスプが見えない
  11. 見た目が自然

保険で理想の入れ歯は
どこまで作れる?

経験豊富な歯科医師であれば、4番までは保険の入れ歯で実現可能です。
しかし、5~11番については、現在の保険制度内の入れ歯では実現不可能と言わざるをえません。
保険の入れ歯の材料となる歯科用プラスチックは、その割れやすさから厚みを確保しなくてはならず、味や温冷が舌・粘膜になかなか伝わりません。人工歯の摩耗が早く噛み合わせも変化しやすく、クラスプが見えるため見た目も自然にはなりません。
特に5~11番に重きを置いている患者さんにとって、保険の入れ歯では満足することが極めて難しいのです。

自費の入れ歯という選択

保険の入れ歯で理想を実現できないのであれば、必然的に自費の入れ歯を検討することになります。
自費の入れ歯を作るにあたり、患者さんが心配しているのは、以下のような点かと思います。

  • 見た目や機能性が良いのは分かるが、どれくらい使えるのか・一生使えるのか
  • 将来的にまた歯が抜ける可能性があるのに、その度に作り替えていてはお金がかかり過ぎるのではないか
  • まずは保険の入れ歯を試してみて、満足できない場合に自費の入れ歯を検討したい

入れ歯を作る目的には、食事をおいしく楽しみたい・見た目を良くしたい・喋りやすくなりたいといったこと以外にも、残っている歯を守る・噛み合わせや高さを維持する・顎関節の異常を防ぐといったことがあります。
先述した理想を実現するため、目的を達成するためには、以下のような条件を満たした材料が必要になるのです。

  • 薄い
  • 熱が伝わりやすい
  • 残った歯に負担をかけない
  • たわみにくい
  • 設計の自由度が高い
  • 修理しやすい

金属床の入れ歯の特徴

薄くて快適で、喋りやすい

薄くて快適で、喋りやすい 金属床の入れ歯の厚みは、保険の入れ歯の約3分の1です。
舌を動かしやすいため、発音への影響がほとんどありません。

熱伝導性が高く、
温冷をしっかり感じられる

熱伝導性が高く、温冷をしっかり感じられる金属ですので、プラスチックよりも熱伝導性に優れます。
温かいものを温かく、冷たいものを冷たく感じ、おいしく召し上がっていただけます。

歯を包んで安定する
設計だから、残存歯の
負担が少ない

歯を包んで安定する設計だから、残存歯の負担が少ない保険の入れ歯では、クラスプが歯に引っかかるようになっています。
対してノンクラスプ金属床では、歯を包んで安定を得る設計となっているため、残存歯への負担が軽減されます。クラスプのかかる歯を抜かずに済む割合が、保険の入れ歯の約半分というデータもあります。

たわみにくく、しっかり
噛める・ズレにくい

骨格部分が金属で構成されているため、たわみが少なくなっています。
噛む力がしっかり伝わります。また、ズレたり外れたりするリスクも抑えられます。

設計の自由度が高い

保険の入れ歯は、保険制度によって材料・工法が制限されています。
一方でノンクラスプ金属床は自費診療となりますので、当院が行っているように、クラスプが目立たないように仕上げる等、さまざまな工夫ができます。
お口の状態にもよりますが、入れ歯自体を小さく作るということも可能です。

修理が可能で、長く使える

修理が可能で、長く使える破損したり、新たに歯を失ってしまった場合も、修理が可能です。
レーザーなどの最新技術を用いて、どこを修理したか分からないくらい、きれいに仕上がります。
長く使えることで、コストパフォーマンスも高くなります。

自費の入れ歯の料金

ノンクラスプ金属床
(片側2本以内)
120,000円
(税込132,000円)
ノンクラスプ金属床
(3本~7本)
250,000円
(税込275,000円)
ノンクラスプ金属床
(8本~)
280,000円
(税込308,000円)

自費の入れ歯の
治療期間やリスク

治療期間

約4週間

リスク

  • 長期の使用により、緩みが生じることがありますが、調整により対応します。
  • ゆるくなった場合、10日程お預かりして修理します。